バリアブルライフの特別勘定には、どんな種類がありますか?
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2025/07/01 11:09
男性
60代
変額保険であるバリアブルライフは保険料の一部を特別勘定で運用すると聞きました。国内外株式や債券など複数の選択肢があるそうですが、具体的にどのような種類があり、リスクとリターンはどう異なるのでしょうか。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
バリアブルライフの特別勘定は8つに分類されます。
株式型には「国内株式」「日本成長株式」「世界コア株式」「世界株式」の4本があり、いずれも価格変動リスクは高いものの長期リターンを期待できます。ただし、株式型全体での配分は保険計算上50%が上限です。
債券型は「日本債券」「世界債券」の2本で、価格変動が比較的穏やかですが金利上昇局面では元本割れの可能性があります。統合型は国内外の株式と債券を組み合わせたバランスファンドで、資産分散による安定性を狙います。
短期金融市場型は国債やコールローンなど短期金融商品を中心に運用し、元本変動リスクが最も小さい一方、利回りも限定的です。
契約後は年12回までスイッチングが可能で、相場環境やライフイベントに応じて配分比率を変更できます。リスク許容度に合わせて複数勘定を組み合わせ、運用期間中も定期的にパフォーマンスと配分を点検することが重要です。
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特別勘定
特別勘定とは、主に保険会社が提供する変額保険や年金商品などで使われる仕組みで、契約者から預かったお金を、会社の他の資産とは分けて管理するための専用の勘定のことです。 この仕組みにより、運用による損益は契約者に直接反映され、保険会社の経営状況とは切り離して資産が守られる仕組みになっています。 たとえば、変額保険では、特別勘定の中で株式や債券などの資産を運用し、その運用結果によって将来受け取る金額が変動します。初心者にとっては、特別勘定は「自分のお金がどのように運用されているかが見える透明な箱」とイメージすると理解しやすいです。
スイッチング
スイッチングとは、確定拠出年金(iDeCoや企業型DC)でよく使われる用語で、すでに保有している運用商品を売却し、その資金で別のファンドに乗り換えることを指します。たとえば、安定重視の債券型ファンドから、成長を狙った株式型ファンドに変更するなど、市場環境やライフプランの変化に応じて資産配分を見直すための重要な手段です。 確定拠出年金の仕組みでは、このスイッチングは同一制度内で完結するため、多くの場合、売却や購入に手数料がかからず、非課税で実行できます。ただし、ファンドによっては信託財産留保額やスプレッドなど、乗り換え時にコストが発生する場合もあるため、注意が必要です。 投資初心者にとっては、「口座の中で資産を入れ替える仕組み」と理解するとイメージしやすく、自分の年齢やリスク許容度に応じて運用を柔軟に調整できる便利な機能です。長期的な資産形成を続けるうえで、定期的な見直しとスイッチングの活用は大きな効果を発揮します。