専門用語解説
監査法人
監査法人とは、複数の公認会計士が共同で設立し、企業などの財務書類について第三者の立場から監査を行う専門機関のことです。上場企業や大規模な金融機関などは、法律により監査法人による外部監査を受けることが義務付けられており、その目的は企業の財務情報が正確かつ適正に作成されているかを確認し、投資家や株主に対して信頼性の高い情報を提供することにあります。
監査法人は、会計基準や監査基準に従って、決算書類や内部統制の状況をチェックし、「適正意見」などの監査報告書を発行します。この報告は企業の信用力に直結し、資金調達や株価、IR活動などにも大きな影響を及ぼします。資産運用や金融の世界では、投資判断の根拠として監査済みの財務諸表が重要視されるため、監査法人の役割は非常に重要です。