ベージュブック(地区連銀経済報告)
専門用語解説
ベージュブック(地区連銀経済報告)
ベージュブックとは、アメリカの中央銀行である連邦準備制度(FRB)が、年に8回公表する経済報告書のことです。正式には「地区連銀経済報告」と呼ばれており、アメリカ国内12の地区ごとの景気や雇用、物価、消費動向などについての現地の声や企業の意見がまとめられています。この報告書は紙の表紙がベージュ色であることから「ベージュブック」と通称されています。
市場関係者や投資家にとっては、FRBが今後の金融政策をどう判断するかを読み解く手がかりとなる重要な資料です。そのため、発表されると為替や株式などの相場に影響を与えることもあります。投資初心者にとっては直接関係が薄いように見えるかもしれませんが、世界経済やアメリカの金融政策の流れを知る上で、覚えておくと役立つ用語です。