専門用語解説
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、株式や為替などの価格が「今どのくらい高いか安いか」を判断するために使われるテクニカル分析の指標の一つです。移動平均線を中心に、その上下に「バンド」と呼ばれる帯を描き、価格がこの範囲にどのように収まっているかを見ます。
バンドは価格の変動幅に応じて広がったり狭まったりし、値動きの勢いを視覚的に把握できる特徴があります。価格がバンドの上限に近づくと「高値圏」とされ、下限に近づくと「安値圏」とされることが多いですが、必ずしも売買のタイミングを直接示すわけではなく、相場の流れや勢いを理解する補助的なツールとして利用されます。投資初心者にとっては、価格の変動を直感的に理解しやすくするための便利な指標といえます。