専門用語解説
事業用資産
事業用資産とは、会社や個人事業主が事業を行うために使用している土地や建物、機械設備、車両、備品などの資産を指します。これらは収益を上げるために必要なものであり、家庭の生活用品とは区別されます。
たとえば、自動車を業務用として使っていればその車は事業用資産に該当し、工場の建物や店舗の什器(じゅうき)などもその一部となります。事業用資産は、税務上の減価償却や損金算入、事業承継時の評価、離婚時の財産分与など、さまざまな場面で特別な取り扱いを受けることがあります。
また、事業が継続しているかどうかによって、その資産の価値や取り扱いが大きく変わることもあります。資産運用や相続、贈与の際には、事業用資産とそれ以外の資産を正しく区別しておくことが重要です。