買戻価格
専門用語解説
買戻価格
買戻価格とは、いったん売却した資産を将来的に買い戻す際に支払う金額のことを指します。これは「買戻し特約」が付いた契約においてあらかじめ定められている場合が多く、売主が再びその資産を取得したいときに、この価格で取引を行うことになります。
たとえば、不動産のリースバック取引では、売却時に「何年後にいくらで買い戻せるか」を契約書に明記するケースがあります。買戻価格は、市場価格とは異なり、契約時に決められた固定額または一定の計算式によって算出されることが多いため、将来の価格変動リスクを抑える手段として利用されます。一方で、市場価格が下落した場合には不利になることもあり、資産運用やリスク管理の観点から慎重な検討が必要です。