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除籍謄本

専門用語解説

除籍謄本

除籍謄本とは、戸籍に記載されていたすべての人が結婚や死亡、転籍などによって戸籍から抜け、戸籍そのものが「閉じられた」状態になった際の記録を写した公的証明書のことです。通常の戸籍謄本は現在有効な戸籍の内容を示しますが、除籍謄本は過去の戸籍情報をそのまま残しており、家族構成の変化や過去の身分関係を確認する際に用いられます。

相続手続きや不動産登記、年金請求などで、被相続人の生涯の戸籍をたどる必要がある場合に取得することが多いです。金融や資産運用の現場では、相続資産の名義変更や財産分与のために除籍謄本が必要となるケースがあり、法的な証明書類として重要な役割を果たします。

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