専門用語解説
自社株
自社株とは、自分が経営している会社や勤務している会社の株式のことを指します。特に中小企業の経営者やその家族が保有している株式を指す場合が多く、これらは会社の経営権や配当を受け取る権利などを持つ重要な資産となります。
自社株は市場で自由に売買される上場株と異なり、非上場企業では流動性が低く、評価方法も専門的になります。そのため、相続や事業承継、離婚による財産分与などの場面では、自社株の評価額が大きな問題となることがあります。
また、自社株の多くを保有していることで、経営への影響力が強くなる反面、財産全体が会社の価値に大きく依存するリスクもあります。資産運用の観点からは、こうした自社株の価値や取り扱いについて正しく理解し、適切に管理することが重要です。