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現価係数

現価係数は、将来の受取金額を「いま手にする価値」に割り引くための比率を示す指標です。時間が経つほどお金の購買力や運用機会は変化するため、同じ一万円でも今日受け取るほうが来年より価値が高いとみなされます。この「時間価値」を反映させる際に用いるのが現価係数で、割引率と呼ばれる利回りを基に計算します。

たとえば割引率を年2パーセントと設定すると、1年後の1万円は約9,800円、2年後は約9,600円と評価されます。

割引率には安全資産の利回りに対象固有のリスクを上乗せした値や、企業が投資判断に用いる加重平均資本コストが使われるのが一般的です。将来各年のキャッシュフローに現価係数を掛けて合計した金額は正味現在価値と呼ばれ、これがプラスかマイナスかで投資案件の採算性を判断します。さらに正味現在価値がゼロとなる割引率を内部収益率といい、投資から期待できる年平均利回りを示します。

現価係数は企業の設備投資やM&Aの評価はもちろん、住宅ローンの返済計画、個人年金の受取額試算など日常的な資金計画にも不可欠です。実務ではExcelのPV、NPV、XIRR関数や金融電卓、係数表を利用すれば手早く計算できます。ただし割引率を高く設定し過ぎると将来価値を過小評価し、低くし過ぎると資金拘束の機会損失を見落とす恐れがあります。目的やリスク水準に合った率を選び、ベースケースと悲観・楽観シナリオで感度を確認することが、適切な意思決定につながります。

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