デフレリスク
専門用語解説
デフレリスク
デフレリスクとは、物価が持続的に下落し、経済活動が停滞することによって企業の業績悪化や消費の低迷を招くリスクを指します。デフレ局面では、中央銀行が景気対策として金融緩和策を講じ、金利が低下する傾向にあります。これにより、既に発行されている債券の固定利回りが市場金利よりも魅力的になり、信用度の高い国債などは価格が上昇する可能性があります。しかし、企業の業績悪化が進むと、信用リスクの高い企業債は倒産リスクや利払い遅延の懸念から価格が下落する恐れもあります。
また、株式市場にもデフレの影響は大きく現れます。物価下落や消費の冷え込みにより、企業の売上や利益が圧迫されると、株価が下落するリスクが高まります。特に、業績成長に期待される株式は、業績悪化のニュースによって投資家がリスク回避に動く傾向があり、株価が大きく変動する可能性があります。一方で、生活必需品や医療、公益事業など、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄は、比較的安定した業績を維持できるため、デフレ局面でも一定の支持を得る場合があります。
投資初心者の方は、デフレリスクが債券と株式にどのような影響を及ぼすかを十分に理解し、それぞれの資産の特性を考慮した分散投資やリスクヘッジの手法を検討することが、長期的な資産運用の安定化につながります。