災害死亡保障費用
専門用語解説
災害死亡保障費用
災害死亡保障費用(さいがいしぼうほしょうひよう)とは、変額保険や変額個人年金保険など投資性のある保険商品に付随する「災害死亡保障」を維持するために、積立金から日々差し引かれるコストのことです。
変額型の商品は、契約者が払い込んだ保険料が特別勘定に振り分けられ運用されるため、基本的には「積立金=解約返戻金」が中心となります。しかし、契約者が不慮の事故や災害で死亡した場合には、積立金だけでなく、一定の死亡給付金が遺族に支払われる仕組みが設けられています。とりわけ契約初期は積立金がほとんどなくても死亡保障を確保できるようになっており、その追加部分をまかなうための財源が災害死亡保障費用です。たとえばソニー生命の変額個人年金「SOVANI」では、積立金に対して年率0.003%を日割りで差し引く形で設定されています。
この費用は、定額型の終身保険や定期保険でも「災害割増死亡保険金」が設計されている場合がありますが、通常は基本保険料に含まれて表示されません。変額保険や変額個人年金など投資性の強い商品では、保障コストと運用コストを明確に区分するため、災害死亡保障費用が独立して記載されるのが特徴です。外貨建て変額保険など一部の投資連動型商品でも同様の仕組みが用いられます。
要するに、災害死亡保障費用とは「積立金が少ない時期からでも一定の災害死亡保険金を支払うための純粋な保険コスト」であり、投資性商品の透明性を確保するために明示される項目だと理解するとわかりやすいでしょう。