専門用語解説
FANG+指数
FANG+指数とは、米国を代表する大型ハイテク・グロース企業10社で構成される株価指数で、Meta(旧Facebook)、Apple、Amazon、Netflix、Alphabet(Google)に加えて、Microsoft、Tesla、NVIDIA、Snowflake、Advanced Micro Devices(AMD)が含まれます。これらの銘柄は、AIやクラウド、Eコマースなどの分野で世界経済のデジタル化をけん引しており、高い成長性と注目度を誇ります。
本指数は時価総額ではなく**等ウェイト(各社同比率)**で構成されており、個別銘柄の値動きが指数全体にダイレクトに反映されやすいのが特徴です。そのため、NVIDIAやTeslaといったボラティリティの高い銘柄が市場全体に与える影響をリアルタイムで捉える指標としても活用されています。
また、FANG+指数は定期的に構成銘柄の見直しが行われており、時代の変化や産業構造の進化に応じて、成長力の高い新興企業が組み入れられる可能性があります。たとえば、過去にはTwitterやAlibabaなども構成銘柄に含まれていた時期がありました。こうした見直しは、指数の成長性や先進性を保つための重要な仕組みであり、投資家にとっても今後の組入れ銘柄の変化が注目ポイントとなります。
投資信託やETFを通じてFANG+指数に連動する商品も複数存在しており、特定のセクターに集中投資しながらハイリスク・ハイリターンを狙う投資戦略の一環として活用されています。