専門用語解説
保証人
保証人とは、他人(主たる債務者)が借金や契約上の義務を果たせなかったときに、その人に代わって支払いなどの責任を負う人のことです。たとえば、誰かが金融機関からお金を借りた場合、その人が返済できなくなったときに代わりに返済する義務を負うのが保証人です。保証人は一見すると「補助的な立場」に思われがちですが、法的には非常に重い責任を持つことになり、本人が返済を怠れば、保証人に対して直接請求が来る可能性もあります。特に住宅ローンや事業資金の借入では、家族や知人が保証人になるケースが多いですが、安易に引き受けると財産や信用に大きな影響を及ぼすおそれがあります。そのため、保証契約を結ぶ際は、債務の内容や責任の範囲を十分に理解したうえで判断することが大切です。