過誤納
専門用語解説
過誤納
過誤納とは、本来支払う必要のない税金や保険料などを、誤って多く納付してしまった状態を指します。
この用語が登場するのは、税金や社会保険料の納付内容を見直す場面や、還付・返金の手続きを調べる文脈です。確定申告や年末調整、保険料の算定結果を確認する過程で、納め過ぎに気づいたときに使われます。
過誤納について誤解されやすいのは、「自動的に返金される」「役所や保険者が必ず教えてくれる」と考えてしまう点です。実際には、過誤納が生じていても、原則として納付者自身が申請しなければ返金されないケースが多くあります。気づかないまま放置すると、返還を受けられる期限を過ぎてしまうこともあります。
また、過誤納は制度の特別な例外ではなく、計算違いや手続きの行き違いなど、日常的な事務処理の中で起こり得るものです。そのため、「大きなミスがない限り起きない」と考えていると、確認を怠りやすくなります。
たとえば、確定申告の内容を修正した結果、すでに納付していた税額が本来より多かったことが判明し、過誤納として還付請求を行うケースがあります。この場合、修正や請求を行わなければ、納め過ぎた税金は戻りません。
過誤納という言葉を見たときは、まず何をどの制度で納め過ぎている可能性があるのかを整理し、返還を受けるために申請が必要かどうかを確認することが重要です。