個人事業税
専門用語解説
個人事業税
個人事業税とは、個人で事業を行っている人が、その事業から得た所得に対して都道府県に納める税金のことです。会社員のように給与所得だけの場合にはかかりませんが、個人事業主やフリーランスとして働く場合には対象となる可能性があります。
この税金は、所得税や住民税とは別に課される地方税で、課税対象となる業種が法律で定められています。たとえば、医師、弁護士、飲食業、デザイン業などの特定の業種が含まれます。
税率は事業の種類によって異なり、おおむね3〜5%程度です。計算は、事業所得から必要経費を差し引き、さらに年間290万円の「事業主控除」を差し引いた残りの金額に税率をかけて求められます。つまり、ある程度の利益が出て初めて納税義務が生じる仕組みになっています。