専門用語解説
LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)
LIBORとはLondon Interbank Offered Rateの略で、インターコンチネンタル取引所(ICE)が計算して公表するロンドン市場での銀行間取引金利のこと。
対象通貨は米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフランの5種類で、翌日物から12カ月物など様々な期間ごとの、対銀行貸出金利(平均値)が公表され、短期金利の指標として注目度の高いものであった。
しかし、2012年の不正操作問題を機に信頼性が揺らぎ、2021年末で算出・公表が廃止(ただし、ドルLIBORの一部のみ、既存の金融取引に配慮して23年6月末まで存続する予定)。これに代わる新たな指標への移行が進行中。