専門用語解説
経営権
経営権とは、会社や事業をどのように運営していくかを決定し、実行する権限のことをいいます。株式を持っている人、つまり株主は、その持ち株の割合に応じて経営に関与する権利を持つことがあります。特に、多くの株式を保有している人は、取締役の選任や重要な会社方針の決定に影響力を持つことができます。これが「経営権を握る」と言われる状態です。
経営権は、単にお金を出すだけでなく、企業の方針を左右する力を持つという点で、資産運用の観点からも重要です。たとえば、事業承継やM&A(企業の買収・合併)では、誰が経営権を持つかが大きな争点になります。投資家にとっても、投資先企業の経営権がどのように保たれているかは、リスクやリターンを判断するうえで重要な要素となります。