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オープン型証券投資信託
読み:おうぷんがたしょうけんとうししんたく
オープン型証券投資信託とは、追加設定や解約が継続的に行われることを前提とした証券投資信託です。
この用語は、一般の個人投資家が日常的に購入している多くの投資信託を説明する際に使われます。購入申込があれば新たに受益権が設定され、解約請求があれば資金が払い戻される仕組みで運営されるため、投資家の資金流入や流出に応じて純資産総額が増減します。販売会社を通じて随時売買できるという利用形態と結びついて語られることが多く、資産形成の手段として広く認識されています。
誤解されやすいのは、「いつでも売買できる」という点だけが強調され、価格の決まり方や資産構造への影響が見落とされることです。オープン型であることは流動性の仕組みを示す概念であり、価格が固定されることや元本が保証されることを意味するものではありません。基準価額は組み入れ資産の評価に基づいて日々算出され、資金の流出入は運用資産の売買を通じて調整されます。この構造を理解せずに、預金のような感覚で捉えるとリスク認識を誤る可能性があります。
また、オープン型は「追加型」とも呼ばれますが、これは設定形態の違いを示す言葉であり、運用方針や投資対象のリスク水準を直接示すものではありません。株式型や債券型といった分類とは次元が異なります。したがって、商品選択の際には、オープン型であるかどうかだけで判断するのではなく、投資対象や運用方針とあわせて理解することが重要です。
オープン型証券投資信託は、投資信託という制度の中でも資金の出入りの仕組みを定義する概念です。商品性そのものではなく、制度上の構造を示す用語として整理することが、制度理解の出発点となります。