専門用語解説
重複投資
重複投資とは、同じ企業や資産に間接的に何度も投資してしまっている状態を指します。たとえば、複数の投資信託やETFを保有している場合、それぞれのファンドに共通して含まれている銘柄があれば、その分だけ同じ対象に二重三重に投資していることになります。こうした重複投資が起こると、分散投資のつもりが実際には偏った投資になってしまい、リスク管理が不十分になるおそれがあります。
特にインデックスファンドやテーマ型ファンドを複数保有しているときは、構成銘柄の中身を確認し、無意識のうちに特定の企業や業種に集中しすぎていないか注意することが大切です。適切な資産配分を行ううえで、重複投資のチェックは欠かせないステップです。