専門用語解説
年金手帳
年金手帳とは、公的年金制度に加入した際に発行される冊子で、加入者の基礎年金番号や氏名、生年月日などの情報が記載されています。国民年金または厚生年金の加入者一人ひとりに交付され、かつては年金に関する手続きや記録の管理に使用されていました。基礎年金番号は年金の納付記録や受給資格の確認などに必要で、年金手帳はその番号を証明する書類として活用されてきました。
しかし、2022年以降はマイナンバー制度の導入により、年金手帳の新規交付は終了し、基礎年金番号通知書に移行されています。とはいえ、すでに発行されている年金手帳は引き続き有効で、年金の手続きの際には今も使用可能です。年金制度の管理が電子化される中でも、重要な記録の手がかりとなる書類として保管しておくことが推奨されます。