所定労働時間
専門用語解説
所定労働時間
所定労働時間とは、会社と従業員との間であらかじめ決められている1日または1週間の標準的な労働時間のことを指します。これは就業規則や雇用契約書に明記されており、会社が「この時間内で働いてください」と定めた時間になります。たとえば、午前9時から午後6時までの8時間勤務が所定労働時間とされていれば、それが基本的な勤務時間となります。この時間を超えて働く場合には、原則として時間外労働、いわゆる残業となり、追加の賃金が支払われることになります。所定労働時間は、労働基準法で定められた法定労働時間の範囲内で設定される必要があり、働き方や職場環境を考える上で重要な基準のひとつです。