公序良俗
専門用語解説
公序良俗
公序良俗とは、社会全体の秩序や一般的な道徳にかなった考え方や行動の基準を意味する言葉です。法律や契約においては、この「公序良俗に反する」内容は無効とされることがあります。たとえば、人の自由や人権を著しく侵害するような契約、極端に不公平な条件、あるいは犯罪行為を前提とした取り決めなどは、公序良俗に反するため法律上は無効になります。
資産運用の世界でも、公序良俗は重要な観点で、投資スキームやファンドの仕組みが倫理的に問題がないか、社会的に健全かどうかを判断するための基準になります。つまり、公序良俗は単なるルールではなく、社会全体で共有される「常識的な良識」のようなものであり、法律を超えて行動の適正さを問う基盤となっています。