専門用語解説
時効の更新
時効の更新とは、進行中の時効期間をいったん終わらせ、新たにゼロから時効期間を数え直すことをいいます。例えば、貸したお金の返済を長期間受けていない場合でも、債務者が返済の一部を支払ったり、債務を認める発言をしたり、債権者が裁判で請求を行った場合などには、時効が更新されます。
これにより、本来であれば間もなく権利が消滅するはずだったものが、新たな期間分だけ延び、権利行使の機会を確保できます。資産運用や金融取引では、貸付金や契約上の権利を守るために、時効の更新をうまく活用することが重要です。