全損
専門用語解説
全損
全損とは、保険の対象となる建物や車両などが、火災や事故、災害などによって原型をとどめないほど壊れたり、修理が不可能または修理費が再取得価格を上回るような状態になることをいいます。保険の世界では、こうした状態を「全損」と判定し、保険会社が契約金額の全額や実損額に相当する保険金を支払うケースが一般的です。
たとえば、投資用不動産が火災で完全に焼失した場合、その建物は全損となり、建物保険の契約内容に応じて保険金が支払われます。全損は部分的な損害である「一部損」とは区別され、資産価値の大部分を失う重大な事態であるため、事前のリスク対策が非常に重要です。