信託口口座
専門用語解説
信託口口座
信託口口座とは、金融機関が顧客から預かった資産を、自己の資産とは区別して管理・保管するために設ける特別な口座のことです。この口座は主に証券会社などが利用しており、顧客が保有する株式や投資信託、現金などを預かる際に、会社の資産と混同されることがないように「信託口」という名義で分別管理されます。
たとえば、証券会社が経営破綻した場合でも、信託口口座に保管されている顧客資産は会社の財産とは別物として扱われるため、原則として返還される仕組みです。資産運用においては、投資家の資産を保全するための重要な制度であり、信頼性の高い運用環境を支える基盤の一つとなっています。