専門用語解説
25%ルール
25%ルールとは、主に日本の株式市場で用いられる目安のひとつで、企業が新しく株式を発行する際に、その発行量が既存の発行済株式数の25%を超える場合には、既存株主にとって株式の希薄化(価値の目減り)が大きくなると見なされる基準のことです。
このルール自体は法律で定められたものではありませんが、市場の慣行として広く意識されており、25%を超える増資を行う企業に対しては、株主や投資家から慎重な視線が向けられる傾向があります。そのため、企業は資金調達の必要性と株主への影響のバランスをとりながら、この基準を一つの判断材料として増資を検討することが多いです。
投資家にとっては、25%を超えるかどうかが、その企業の株式価値や将来の株価にどのような影響を及ぼすかを見極める重要なポイントになります。