専門用語解説
夜間取引
夜間取引とは、通常の証券取引所が営業を終了した後の時間帯に行われる株式などの取引のことを指します。日本では、東京証券取引所の取引時間が平日9時から15時までですが、その終了後の夕方から深夜にかけて、一部の私設取引システム(PTS)を通じて取引を行うことが可能です。代表的な例が「Cboe Japan PTS」などで、夜間取引ではリアルタイムに株式を売買できるほか、日中に発表された企業の決算情報や経済指標に即座に反応して取引できる点が特徴です。忙しい日中に取引の時間が取れない個人投資家や、情報に素早く反応したい短期トレーダーにとって重宝される仕組みですが、取引量が少なく、価格の変動が激しくなるリスクもあるため注意が必要です。