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国際収支

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国際収支

読み:こくさいしゅうし

国際収支とは、ある国と外国との間で行われたすべてのお金のやり取りをまとめた統計のことです。たとえば、モノやサービスの輸出入、海外との投資、外国への送金など、あらゆる経済的な取引が含まれます。国際収支は大きく「経常収支」「資本移転等収支」「金融収支」の3つに分けられ、その国がどれだけ海外からお金を受け取り、どれだけ支払っているかを示します。

たとえば、貿易で儲けている国は経常収支が黒字になりますし、海外に多く投資している国は金融収支に特徴が表れます。国際収支は、為替相場や国の経済力の見通しにも影響を与えるため、政府や投資家が経済の健全性を判断する重要な指標のひとつです。

関連する専門用語

準備資産(リザーブアセット)

準備資産とは、政府や中央銀行が国際収支の調整や自国通貨の安定を目的に保有する、即時に使用できる対外資産の総称です。国際収支マニュアル第6版(BPM6)では、①貨幣用金(モネタリーゴールド)、②SDR保有高(IMFが発行する国際準備資産)、③IMFリザーブポジション、④外貨建て資産(預金・国債などの証券・短期貸付・一部デリバティブ)、⑤その他請求権の五つに分類されます。 これらは為替介入で外貨を売買する際や、国際決済・緊急融資の原資として活用されます。たとえば急激な円安局面では、財務省が外為特別会計のドル資金を市場で売却し、日本銀行が代理で円買い介入を行います。十分な準備資産は対外支払能力を示し、国債利回りや通貨への信認維持に寄与します。一方、SDR配分額など将来返済を伴う短期負債を差し引いた「純国際準備高」で実質的な余力を測定する点も重要です。

外国為替(為替)

外国為替(為替)とは、異なる通貨を交換する仕組みおよびその交換比率が経済活動や資産価値に影響を及ぼす関係全体を指す用語です。 この用語は、海外と関わる取引や資産評価を行う場面で必ず登場します。輸入や輸出といった企業活動だけでなく、外国株式や海外投資信託、外貨建て資産を保有する個人投資家にとっても、為替は価格変動の前提条件として存在します。円と他国通貨との関係が変化することで、同じ資産であっても円換算の価値や損益が変わるため、投資判断や成果の解釈に影響します。 為替が問題になるのは、「通貨を交換する瞬間」だけではありません。実際には、外貨建て資産を保有している期間全体にわたり、為替は見えない変動要因として作用します。そのため、投資の成果を考える際に、価格変動と為替変動が混同されやすく、判断を誤る原因になりがちです。たとえば、海外資産の評価額が増減した理由を、投資対象そのものの値動きだと理解していたものの、実際には為替変動の影響が大きかった、というケースは典型的です。 誤解されやすい点として、「為替は短期売買を行う人だけが意識すればよい」という思い込みがあります。しかし、為替は取引頻度に関係なく、外貨と関わる資産を持つ限り影響を及ぼします。長期投資であっても、円高・円安の局面によって最終的な成果が変わるため、為替を無視した評価は成り立ちません。為替は独立した投資対象である以前に、資産価値を測る尺度そのものの一部だと捉える必要があります。 また、「為替=相場」という理解も不十分です。為替は市場で形成される交換比率だけでなく、国や地域の通貨制度、決済慣行、国際的な資金移動の仕組みを含んだ概念です。為替レートはその結果として表れる数値であり、外国為替という言葉は、より広い関係性や構造を含んで使われます。この違いを意識しないと、為替変動の意味を単なる価格の上下としてしか捉えられなくなります。 外国為替を正しく理解することは、海外と関わる経済行動を評価する際の基礎になります。為替は利益を生む手段そのものではなく、資産や取引の価値を左右する前提条件として存在する概念であり、その位置づけを整理しておくことが重要です。

相場

相場とは、株式や為替、債券、不動産などの金融商品や資産が、現在どれくらいの値段で取引されているかを示す価格のことです。市場で売買される商品の値段は常に変動しており、この変化している価格全体を指して「相場」と呼びます。たとえば「株の相場が上がっている」と言えば、多くの株の価格が上昇している状態を意味します。相場は経済状況、企業の業績、金利の動き、世界情勢などさまざまな要因によって影響を受けます。投資を行う上では、相場の動きを把握し、どのタイミングで売買するかを考えることが重要になります。

外貨準備

外貨準備とは、国の中央銀行や政府が保有している外国通貨やそれに関連する資産のことをいいます。たとえば、アメリカドルやユーロなどの外貨建ての国債、金(ゴールド)、そして特別引出権(SDR)などが含まれます。この準備は、為替相場の安定を図るために使われたり、金融危機などの非常時に備えて経済の安全網として機能したりします。 また、国際的な支払い手段としても使われるため、国の信用力や経済の安定性を示す指標の一つとされています。投資家にとっては、ある国の外貨準備の規模を見ることで、その国の通貨の信頼性や金融政策の余力を判断する材料になります。

経常収支

経常収支とは、国が海外との間で行う取引のうち、モノやサービスの輸出入、投資から得られる利子や配当、海外への送金などをまとめた収支のことを指します。これは「貿易収支」「サービス収支」「第一次所得収支」「第二次所得収支」の4つの項目から構成されており、国の経済活動がどれだけ海外からお金を稼ぎ、どれだけ支出しているかを表しています。 経常収支が黒字であれば、国が外国から多くのお金を受け取っている状態を示し、赤字であれば支出が収入を上回っていることになります。資産運用の観点からは、経常収支の動向が為替レートや国債の信頼性に影響を与えるため、マクロ経済の健全性を知るうえで重要な指標です。

金融収支

金融収支とは、一国が海外との間で行う資金のやり取り、つまり「お金の流れ」を記録した統計のことです。具体的には、株式や債券の購入・売却、直接投資、不動産投資、外貨準備の増減などが含まれます。 たとえば、日本の企業が海外の企業に投資をしたり、逆に外国の投資家が日本の株式を購入したりすると、それが金融収支に反映されます。これは「経常収支」と対になる概念で、経常収支が黒字なら、その分のお金はどこかに投資される必要があり、その受け皿が金融収支となります。金融収支は、国際収支全体の中で資本の動きを示す部分であり、グローバルな投資や為替相場の動きを理解するうえで非常に重要です。

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