投資の用語ナビ
Terms
ブラックマンデー
読み:ぶらっくまんでえ
ブラックマンデーとは、1987年10月19日の月曜日に、アメリカの株式市場を中心に世界中の株価が急激に暴落した出来事を指します。この日は、アメリカの代表的な株価指数であるダウ平均株価が前日よりも20%以上も下落しました。これは一日での下げ幅として当時の過去最大で、金融市場に大きな衝撃を与えました。
原因としては、コンピュータによる自動売買の増加や、経済の先行きに対する不安、投資家心理の悪化などが複雑に絡み合っていたとされています。この出来事は、相場の急変動リスクや投資の怖さを象徴する歴史的な事件として、現在でも金融業界で語り継がれています。
関連する専門用語
暴落
暴落とは、株式やその他の資産の価格が短期間で急激に大きく下がることを指します。経済の悪化、金融危機、自然災害、戦争、パンデミックなどの予期しない出来事や、不安心理が市場に広がることで、多くの投資家が一斉に売却に動き、価格が急落します。 過去の例では、2008年のリーマンショックや、2020年のコロナショックなどが有名です。これらの暴落時には、数日〜数週間で株価が何十%も下がることもあります。 通常の「価格調整(調整局面)」とは異なり、暴落はより激しく、投資家心理や市場に大きな影響を与えます。そのため、暴落時には冷静に状況を見極め、過剰な反応を避けることが重要です。日頃からリスク管理を行い、分散投資などで備えておくことが、長期的な資産形成には欠かせません。
ダウ平均株価
ダウ平均株価とは、正式名称を「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」といい、**ア**メリカを代表する30の大企業の株価を平均して算出される株価指数です。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場している企業が対象で、米国経済全体の動向を示す指標として、世界中の投資家に注目されています。 特徴的なのは、時価総額加重平均ではなく、「株価加重平均」で構成されている点です。つまり、株価が高い銘柄の動きが指数に与える影響が大きく、必ずしも企業規模の大きさがそのまま反映されるわけではありません。たとえば、株価が高い1社の動きだけで、全体の指数が大きく動くこともあります。 ダウ平均は、米国の株式市場の方向性をシンプルに把握できる指標として、テレビやニュース、経済レポートなどでも頻繁に取り上げられます。日経平均株価が日本市場の代表であるのと同じように、ダウ平均株価は米国市場の「顔」として広く認識されている存在です。資産運用や国際経済の流れを読み解くうえでも、押さえておきたい基本指標の一つです。
自動売買
自動売買とは、あらかじめ設定したルールや条件にもとづいて、コンピュータが人間に代わって株式や為替などの金融商品を自動的に売買する仕組みのことを指します。たとえば、ある株価が特定の水準に達したら「買う」、一定の利益が出たら「売る」といった指示を事前にプログラムしておくことで、感情に左右されず、タイミングを逃さずに取引を行うことができます。 これにより、忙しい人でも効率的に投資ができる一方、プログラムの設定次第では意図しない取引が繰り返されるリスクもあるため、注意が必要です。特にプロの機関投資家は「アルゴリズム取引」と呼ばれる高度な自動売買を活用しており、市場全体の動きにも大きな影響を与えることがあります。
市場リスク
市場リスクとは、株式や債券などの金融商品の価格が、市場全体の動きにより変動することで損失が発生する可能性のことを指します。たとえば、景気の悪化、金利の上昇、為替変動、地政学的リスクなど、市場全体に影響を与える要因によって、個別の銘柄に関係なく資産価値が下がることがあります。 市場リスクは「システマティックリスク」とも呼ばれ、どれだけ分散投資をしても完全には避けられないリスクとされています。そのため、資産運用を行う際には、リターンだけでなく市場リスクの大きさにも注目し、リスク許容度に応じた投資判断が重要になります。