専門用語解説
電子記録債
電子記録債とは、従来のように紙の証書を使わず、電子的な記録だけで発行や管理が行われる債券のことをいいます。つまり、投資家は実物の証書を受け取るのではなく、証券会社などの口座を通じて、債券の保有状況が電子データで記録される仕組みです。
この仕組みによって、債券の管理が効率化され、盗難や紛失のリスクがなくなるというメリットがあります。日本では「社債等の振替に関する法律」に基づいて、一定の条件を満たす債券は電子記録でのみ発行されるようになっています。投資初心者の方にとっては、債券を実際に「持つ」という感覚がわかりにくいかもしれませんが、証券会社の取引画面などで保有状況を確認できるので、安心して利用できます。