専門用語解説
労働統計局(BLS)
労働統計局(BLS)とは、Bureau(局) of Labor(労働) Statistics(統計)の略で、アメリカ合衆国の労働省の一部門であり、雇用、賃金、物価、生産性などに関する経済統計を収集・分析・発表する公的機関です。
たとえば、失業率や雇用者数、時間当たり賃金、労働時間といった指標を定期的に発表しており、これらは経済の健康状態を測る重要な情報源とされています。
また、消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)といった物価に関する指標もBLSが提供しており、これらの数値は金融政策や市場の動向に大きな影響を与えます。BLSの統計は、政策立案者や企業、投資家が経済の方向性を判断するための基礎資料として広く利用されています。資産運用においても、景気やインフレの見通しを立てる際に欠かせない情報源です。