専門用語解説
コーラブル債
コーラブル債とは、発行体(企業や政府など)が満期前に任意のタイミングで債券を償還できる権利、つまり「コールオプション」が付いた債券のことをいいます。通常の債券は満期まで保有することで利息を受け取れますが、コーラブル債の場合、発行体が市場金利の動向などを見て有利だと判断すれば、あらかじめ定められた条件のもとで途中償還することが可能です。
そのため、投資家にとっては、将来の利息収入が途中で途切れてしまうリスクがある一方で、その分通常の債券よりも高めの利回りが設定されていることが一般的です。コーラブル債を購入する際には、途中償還される可能性とその影響を十分に理解しておくことが大切です。