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転換社債(CB)

転換社債(CB)は「株価が上がれば株式に転換して値上がり益を狙い、上がらなければ債券として利息と元本を受け取る」という二段構えのリターンを得られるため、個人投資家にとっては株式投資と社債投資の“いいとこ取り”に近い商品です。発行時に設定される転換価格を起点に、株価がそれを上回るか下回るかで取るべき戦略が大きく変わる点が最大の特徴です。

一方、チープデットCBは同じ転換社債でもクーポン(金利)が極端に低い“株式オプション色の濃い”派生型です。利息収入がほぼ期待できないぶん、投資リターンのほぼすべてが株式転換後の値上がり益に依存します。株価が転換価格を超えた瞬間に大量転換が進みやすく、既存株主の持分が急速に希薄化し、株価の上値も抑え込まれやすい構造になっています。

個人投資家が転換社債を検討する際は、(1)転換価格と現在株価の乖離、(2)クーポン水準、(3)潜在株式数の多寡──の3点を必ず確認してください。標準的なCBはクーポンと転換益の両方がリターン源になりますが、チープデットCBは実質的に“株式オプション”に近く、株価が転換価格に届かなければリターンがほとんど得られません。したがって、高い株価上昇が見込める局面でこそ魅力を発揮しますが、思惑が外れた場合の機会損失も大きくなります。希薄化リスクとリターン構造の違いを踏まえ、自身のリスク許容度と投資目的に応じて採否を判断することが不可欠です。

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国内株式キャピタルゲインリスク管理株主優待株式

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