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CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)

CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)とは、企業や国などが債務不履行(デフォルト)に陥った場合の損失に備えるための金融契約であり、信用リスクに対する“保険”のような役割を果たします。債券などに投資している投資家が、一定の保険料(CDSスプレッド)を支払うことで、対象となる債券が返済不能になった際に損失補填を受けられる仕組みです。

CDS契約は、リスクを回避したい投資家(CDSの買い手)と、そのリスクを引き受けて保険料を受け取る金融機関など(CDSの売り手)の間で交わされ、参照債務と呼ばれる特定の企業や国の債券などを保証対象とします。取引は通常、店頭(OTC)で行われ、透明性や流動性には限界がある点にも注意が必要です。

たとえば、ある国の国債に対して返済懸念が高まると、その国のCDSスプレッドが上昇します。これは市場がその国の信用リスクを高く見ていることを示すシグナルであり、CDSスプレッドは一般に年間保険料率としてベーシスポイント(bps)単位で表示されます(例:150bpsは年間1.5%の保険料を意味します)。

CDSは個別債券の信用リスク評価にとどまらず、CDXやiTraxxなどのインデックスを通じて、金融市場全体の信用不安を測る指標としても活用されます。特に金融危機や地政学的リスクが高まった場面では、CDS市場の動向が注目されます。

初心者の方は、「万が一お金が返ってこなくなったときに備える保険のような契約」とイメージすると、理解しやすいでしょう。

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