専門用語解説
通貨選択型
通貨選択型とは、投資信託などの金融商品において、投資先の資産だけでなく「どの通貨で運用するか」を投資家が選べる仕組みを指します。たとえば、同じ海外債券に投資するファンドであっても、米ドルコース、豪ドルコース、円コースといった複数の通貨から選べるようになっているケースがあります。通貨を選ぶことで、為替変動による影響(為替差益や損失)を自分の判断で取り入れることができますが、その分リスクも高まります。特に高金利通貨を選ぶと為替差益を狙いやすい一方で、為替が逆に動くと元本割れのリスクが大きくなる点に注意が必要です。通貨選択型は、為替リスクを積極的に取りたい投資家向けの商品といえます。