専門用語解説
整理銘柄
整理銘柄とは、証券取引所が上場廃止の決定をした企業の株式が、実際に市場からなくなるまでの一定期間に属する区分のことです。この期間中は、投資家に対して「この銘柄はまもなく取引所で売買できなくなります」といった注意喚起をするために、通常の銘柄とは区別して取り扱われます。整理銘柄に指定される理由には、上場基準を満たさなくなった場合や、会社の経営破綻、合併などがあります。指定されると、証券会社の画面などでも目立つように表示され、流動性が低下したり、価格が大きく変動したりすることがあるため、売買には特に注意が必要です。通常は上場廃止日の1か月前から整理銘柄に移されます。