専門用語解説
DPS(1株あたりの配当)
DPS(Dividend Per Share、1株あたりの配当)は、会社が株主に支払う配当金の総額を発行済み株式の総数で割ったもので、1株あたりにどれだけの配当が支払われるかを示す指標です。この数値を通じて、投資家は保有する株式から得られる利益の一部を具体的に把握することができます。
会社の利益が出た場合、その一部が株主に配当として分配されますが、その際の配当額を決定するのは会社の経営陣や株主総会です。配当は通常、現金で支払われるが、時には株式や他の資産の形で提供されることもあります。DPSを計算することで、会社が株主に対してどれだけの価値を返しているかが明確になり、投資家は他の投資機会と比較して投資の魅力を評価する一助となります。
DPSの高い会社は、安定した収益を株主に還元していると評価されることが多く、特に収入を求める投資家にとって魅力的な選択肢となります。ただし、配当の持続可能性や企業の財務健全性も考慮に入れる必要があります。