専門用語解説
免責条項
免責条項とは、契約の中で「特定の条件においては責任を負わない」とする内容を記載した条項のことです。たとえば、売買契約で売主が建物の欠陥について一定期間を過ぎた後は責任を負わないとする場合や、自然災害など予見できない事象による損害は責任を負わないと明記する場合などがあります。
この条項は、トラブルが発生した際の責任の範囲をあらかじめ明確にしておくことで、当事者間の紛争を避ける役割を果たします。ただし、法律に反するような内容や、著しく一方的に不利な免責は無効とされることがあります。資産運用や不動産取引の場面では、契約書に記載された免責条項をよく読み、その内容を理解したうえで合意することが、安全な取引のために非常に重要です。