専門用語解説
GP(General Partner)
GP(General Partner)とは、ベンチャーキャピタル(VC)ファンドやプライベート・エクイティ(PE)ファンドにおいて、ファンドの組成・運用を担う責任者(運用主体)を指します。日本語では「無限責任組合員」とも訳され、投資判断・支援・管理などすべての実務を担います。
GPは、LP(リミテッド・パートナー)から出資を募り、その資金をもとにスタートアップや未上場企業へ投資を実行します。投資先の選定やモニタリング、経営支援、EXIT(株式売却やIPOなど)までを一貫して行い、ファンド全体の成果に責任を持ちます。
GPはファンドの運用報酬として、一定の管理報酬に加え、**成功報酬(キャリード・インタレスト)**を得るのが一般的です。この報酬体系は、GPがファンドのパフォーマンス最大化を強く意識する動機付けとなります。
実務上、GPは1社(もしくは1組織)単位で構成されることが多く、代表的なVCファンド運用会社がGPとして活動しています。