専門用語解説
無形資産
無形資産とは、物理的な形がなく目に見えないものの、将来的に経済的な価値や利益をもたらすと認められる資産のことです。代表的な例には、特許権や商標権、著作権、営業権(のれん)、ブランド価値、ソフトウェアなどがあります。企業の財務諸表にも計上されることがあり、近年では技術力や知的財産、顧客基盤といった無形の要素が企業価値に大きく影響する時代となっています。
個人の資産運用においては直接保有する機会は少ないものの、投資先の企業が持つ無形資産の内容や評価は、株式投資などの判断材料として重要になります。特に成長企業やIT企業では、無形資産の割合が非常に高いことが特徴です。