専門用語解説
金利サイクル
金利サイクルとは、景気の動きに合わせて金利が上がったり下がったりする流れのことを指します。景気がよくなってインフレが進むと、中央銀行は物価の上昇を抑えるために金利を引き上げることがあります。一方、景気が悪くなったり物価が下がりすぎたりすると、景気を刺激するために金利を引き下げることがあります。
このように金利は一方向に動き続けるのではなく、一定の周期で上下を繰り返すのです。このサイクルを理解しておくことで、投資のタイミングを考えるうえでの参考になりますし、たとえば債券や不動産など金利の影響を受けやすい資産への投資判断にも役立ちます。投資初心者にとっては、経済全体の流れをつかむための大事な考え方のひとつです。