専門用語解説
出資法
出資法とは、出資や資金の貸し借りに関する行為を規制し、投資家や借り手を保護するために制定された日本の法律です。正式名称は「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」で、特に高金利での貸付行為や無許可での資金集め、不正な出資勧誘などを取り締まることを目的としています。
たとえば、一般の人が不特定多数から資金を集めて運用する場合、法律の定める範囲を超えると違法な出資行為となり、刑事罰の対象になります。また、一定の金利を超える貸付けも出資法違反となることがあります。資産運用の分野では、「高利回りを保証する」といった甘い誘い文句による勧誘が出資法に違反していることがあり、投資詐欺と直結するケースもあります。信頼性のある業者かどうかを判断するためにも、出資法の基本的なルールを知っておくことが重要です。