専門用語解説
日本弁護士連合会(日弁連)
日本弁護士連合会(日弁連)とは、日本全国の弁護士や弁護士会が必ず加入する、弁護士制度を統括・運営する全国組織です。1949年に設立され、法務省の監督下にはなく、弁護士による自主規制・自治が原則とされています。主な役割としては、弁護士資格の登録や倫理の指導、懲戒手続きの審査、公設法律相談センターの運営、人権擁護活動、法改正への提言などがあり、国民の権利保護と法の支配の実現に貢献することを目的としています。また、国際的な法制度や人権問題にも関与し、弁護士の専門性と公共性を広く支える存在です。資産運用や相続、企業法務などの場面で弁護士を選ぶ際、その信頼の背景にあるのが日弁連という制度的な基盤です。