専門用語解説
司法書士会
司法書士会とは、司法書士が業務を行うために必ず所属しなければならない公的な団体で、全国の各都道府県ごとに設置されています。司法書士は、不動産登記や商業登記、相続手続き、成年後見制度の支援など、法律に基づくさまざまな業務を行いますが、その活動の公正性や適正性を確保するため、司法書士会によって登録・監督されます。
また、司法書士会は、会員の教育や研修、相談業務の提供、苦情処理なども行っており、一般市民にとっても安心して相談できる体制を整えています。さらに、全国の司法書士会を統括する組織として「日本司法書士会連合会」が存在し、制度の維持や法改正への対応、情報発信などを担っています。資産運用や相続、登記の場面で司法書士に依頼する際には、その所属する司法書士会の存在が制度的な信頼性を支える役割を果たします。