専門用語解説
法人格
法人格とは、会社や団体が法律上ひとつの「人」として認められる資格のことをいいます。たとえば、株式会社や合同会社などは法人格を持っているため、個人とは別に契約を結んだり、財産を所有したり、銀行口座を開設したりすることができます。つまり、法人格を持つことで、会社が独立した存在として社会的に活動できるようになります。
法人格があると、会社としての責任が明確になり、仮に会社に借金があっても、出資者である個人がそのすべてを背負う必要はありません。これは「有限責任」とも関連しており、資産運用の面でも、リスクを限定した投資活動が可能になります。また、法人格を持つことで、税制や契約上のメリットを得ることができるため、事業運営において重要な概念となっています。