専門用語解説
レバレッジ型ETF
レバレッジ型ETFとは、ある株価指数や資産の値動きに対して、2倍や3倍といった倍率で連動するように設計された上場投資信託(ETF)のことです。たとえば、対象指数が1%上昇したときに2%上昇する「2倍型ETF」や、逆に下落時に2倍下がる「インバース型レバレッジETF」などが該当します。このような商品は、短期的な値動きを狙って大きなリターンを得たい投資家に向いており、日々の値動きに連動するよう設計されているため、長期保有には向かない場合が多いです。
注意点として、レバレッジ型ETFは日々の変動に対して倍率で連動するように調整されており、数日間にわたって保有すると複利効果やボラティリティの影響で、想定通りのパフォーマンスにならないことがあります。したがって、デイトレードや短期の相場判断に基づく運用に適している一方、初心者にはリスク管理が難しい側面もあります。投資前には仕組みやリスク特性を十分に理解することが大切です。