専門用語解説
指し値オペ
日本銀行が指定する利回りで国債を買い入れる手法。
指し値オペレーションの略。2016年9月に公表した金融政策の新たな枠組みの中で、長期金利操作のために導入。新たな枠組みでは、長期金利の指標である10年物国債の利回りを0%程度に誘導する目標を設定。その後、21年3月には長期金利の変動幅はプラスマイナス0.25%程度であることを明確化。指し値オペは将来、利回りが大きく上がる局面を想定。金利の上昇を抑えるため、低利回りで無制限に国債を買い入れることが可能。利回りをマイナス圏から引き上げる場合は国債の購入量を減らすなどして対応。