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市場効率性
読み:しじょうこうりつせい
市場効率性とは、株式や債券などの金融市場において、すべての利用可能な情報がすぐに価格に反映されるという考え方です。つまり、誰もが同じ情報に基づいて投資判断をしているため、特定の情報を使って一貫して市場を上回る利益を得るのは難しいという理論です。
効率的な市場では、株価は常に妥当な水準にあり、割安や割高な銘柄を見つけて利益を出すことが難しくなります。この概念は、「効率的市場仮説」として経済学や投資理論の基本的な考え方のひとつであり、パッシブ運用の有効性を裏づける理論的支柱でもあります。
関連する専門用語
パッシブ運用
パッシブ運用とは、投資信託を選ぶ際の運用手法の一つ(対義語:アクティブ運用)。比較のために用いる指標であるベンチマーク(日経平均やNASDAQなど)と同様の動きを目標とする運用手法で、組み入れ銘柄数は多くなる傾向がある。パッシブ運用はアクティブ運用に比べて販売手数料や信託報酬などのコストは安くて済むが、リスクが分散される分、リターンも小さくなるという特徴がある。
効率的市場仮説
効率的市場仮説とは、金融市場においてすべての利用可能な情報が瞬時に証券価格に反映されているという前提に基づいた理論です。この仮説が成り立つ場合、株式や債券の価格は常に適正で、過去のデータや公開情報を使って将来の価格を予測し、市場を一貫して上回るリターンを得るのは極めて困難になります。 効率的市場仮説には「弱効率」「準強効率」「強効率」の3段階があり、それぞれ情報の反映度合いに違いがあります。この仮説は、インデックス投資やパッシブ運用が有効であるとされる理論的根拠となっており、アクティブ運用の有利性に対する懐疑的な見方を生み出す背景ともなっています。
ランダムウォーク理論
ランダムウォーク理論とは、株価などの資産価格の動きは予測が不可能で、まるでランダムに動いているかのように見えるという考え方を指します。この理論では、すでに知られている情報はすでに価格に織り込まれているため、次に価格がどの方向に動くかを予想することはできないとされます。つまり、テクニカル分析や過去の価格パターンを用いても、将来の価格変動を正確に予測するのは難しいということです。この考え方は、効率的市場仮説とも深く関係しており、パッシブ運用の正当性を支える理論的背景としても重要です。