投資の用語ナビ
Terms
譲渡性預金
読み:じょうとせいよきん
譲渡性預金とは、金融機関が発行する定期預金の一種で、第三者に譲渡(売買)できる証書付きの預金商品です。一般的な定期預金と異なり、途中で解約することはできませんが、市場で自由に売却することが可能です。英語では「NCD(Negotiable Certificate of Deposit)」と呼ばれ、主に企業や機関投資家が資金運用の手段として利用しています。利息は満期時に一括で支払われ、安全性が高く、短期金融市場の運用商品として人気があります。なお、個人投資家が直接購入する機会はほとんどなく、一般的には短期金融市場のプロ向けの商品といえます。資産運用の場面では、リスクを抑えつつ流動性を確保したい機関投資家の運用手段として活用されます。
関連する専門用語
短期金融市場
短期金融市場とは、満期が一年以内の資金を売買する市場のことで、主に金融機関や企業が余剰資金を一時的に運用したり、手元資金を調達したりする場として機能します。 ここで取引される商品は満期が短く価格変動も小さいため、比較的安全性が高く流動性に優れている点が特徴です。 代表的な取引としては銀行間での貸し借りや、政府が発行する短期国債、企業が発行するコマーシャルペーパーなどがあり、中央銀行の政策金利の影響を受けやすいことから、経済全体の資金の流れや金利動向を映し出す重要な指標にもなります。
機関投資家
機関投資家とは、個人ではなく企業・団体が預かった大口資金を専門家の裁量で運用する投資主体を指します。生命保険会社、年金基金、銀行、信託銀行、投資信託委託会社、政府系ファンド(SWF)、ヘッジファンドなどが代表例です。 潤沢な資金力と高度な分析体制を背景に、株式・債券・不動産・インフラ・プライベートエクイティなど多様な資産へ分散投資し、長期的なリターン確保と受託者責任の履行を目標とします。 取引規模が桁違いに大きいため、市場流動性や価格形成、企業の資本政策に与える影響も無視できません。特に上場企業に対しては、議決権行使やエンゲージメントを通じてガバナンス改善や中長期的価値向上を促す役割が期待されています。近年はESGやサステナビリティを重視するスチュワードシップ・コードが各国で整備され、機関投資家は資本市場を通じた社会的課題の解決の担い手としても注目されています。