専門用語解説
新規建て
新規建てとは、信用取引や先物取引、FXなどの取引において、まだ保有していない銘柄や契約を新たに売買して、建玉(たてぎょく)を持つことを意味します。たとえば、信用取引で株を新たに買う行為は「新規買い建て」、売る行為は「新規売り建て」と呼ばれます。この「新規建て」によってポジションが形成され、相場変動による評価損益が発生します。
取引の入口にあたる行動であり、将来の反対売買(決済)によって最終的な損益が確定します。新規建ては、建玉管理や保証金の維持率にも影響するため、リスク管理の起点としても重要です。資産運用の現場では、相場の見通しに基づいて新たなポジションを取るという戦略的な判断の一環として、頻繁に用いられる用語です。